目に影響を及ぼす可能性のある化学物質
目はデリケートな器官で、できるだけ保護したいものです。ほこりや紫外線、さまざまな化学物質が刺激の原因となります。中には激しい痛みや失明の危険をもたらすものもあれば、症状の緩和や除去を目的としたものもあります。
等張食塩水(アイスプレー)
等張食塩水は人体の体液とほぼ同じ塩分濃度を持つ液体です。酸など有害物質が目に入った際に、すぐに目を洗浄するために使用されます。事故直後に使用すれば、白内障や緑内障、失明といった永続的なダメージを防げます。
フッ化水素酸
フッ化水素酸は腐食性が極めて高く、軟組織を侵食します。目に接触すると重度の損傷や失明の原因となります。濃度が高いほど痛みは強く、低濃度の場合でも、接触後1時間以上経ってから痛みが出ることがあります。
アルカリ性酸(アルカリ)
アルカリ性の化学物質は目の内部・外部に損傷を与える恐れがあります。家庭用の肥料やアンモニア、排水口クリーナーなどに含まれています。pHが高いため、角膜や水晶体といった目の敏感な部位が深刻に損傷します。
塩素
塩素は掃除用品やプールの消毒に広く使われています。少量の接触、たとえばプールで泳いでいるときは刺激や赤みが出る程度です。塩素が水と反応すると酸性になり、細胞を傷つけます。塩素入りの水に長時間さらされると感染症のリスクがありますが、長期的な影響は通常問題になりません。高濃度の塩素(洗剤など)は目に深刻な損傷を与える可能性があります。
