白内障手術の方法

眼内包摘出術(ICCE)

従来の手術法である眼内包摘出術(Intracapsular Cataract Extraction, ICCE)では、白濁した水晶体と毛様体体膜を一体で取り除き、人工レンズを眼球の前部に装着します。大きな切開が必要で、回復期間も長くなります。

凍結摘出術(Cryoextraction)

ICCE の一種で、凍結プローブで水晶体組織を凍結させて摘出します。現在は脱臼した水晶体の除去に限って使用されます。

眼内包外摘出術(ECCE)

眼内包外摘出術(Extracapsular Cataract Extraction, ECCE)では、毛様体体膜に小さな開口部を作り、比較的大きめの切開で水晶体を手動で除去します。その後、人工レンズを毛様体体膜内に装着できます。

超音波乳化吸引術(Phacoemulsification)

最新の主流手術である超音波乳化吸引術では、超音波エネルギーで水晶体を細かく砕き(乳化)、小さな切開から吸引して除去します。人工レンズは毛様体体膜の袋内に挿入します。

眼内レンズ植込み

眼内レンズはプラスチック、シリコン、アクリルなどで作られ、屈折力を持たせたものです。上記いずれの手術でも使用でき、視力矯正に役立ちます。

手術方法の普及率

米国では超音波乳化吸引術が最も一般的ですが、機器のコストが高いため、世界全体では眼内包外摘出術(ECCE)が最も多く行われています。ICCE は現在ほとんど使用されていません。

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