色覚異常とは何か
色覚異常とは
色覚異常は、遺伝的要因と後天的要因の両方で起こります。血縁に色覚異常の人がいる場合は遺伝的に罹りやすく、目の神経が損傷したり、特定の薬剤に曝露したりすると後天的に発症します。男性に多く見られる特徴があります。
主な症状
最も一般的な症状は赤と緑を区別しにくいことですが、青と黄の区別が困難になるケースもあります。遺伝性の場合、色が全く見えずグレースケールで見ることもあります。重度の色覚異常では、眼球運動の異常や視力低下が伴うことがあります。
診断方法
眼科医が実施する色覚検査で診断します。代表的な検査はアメリカ光学社(American Optical)製のハーディ・ランダー・リッター擬色覚テストで、色のついたドットで隠された数字を識別できるかで判定します。
治療と対策
根本的な治癒法はありませんが、色補正レンズや特殊なコンタクトレンズを使用することで色の識別能力を向上させられます。場合によっては外科的手術で改善が期待できることも報告されています。
予防・注意点
遺伝的に罹りやすいかどうかは予測できませんが、アルツハイマー病、パーキンソン病、多発性硬化症、網膜色素変性症などの疾患は色覚異常のリスクを高めます。また、高血圧治療薬、バルビツ酸系薬剤、抗結核薬なども副作用として色覚異常を引き起こすことがあります。
