結膜炎は失明につながることがありますか?

結膜炎は多くの場合、軽度で自然に治る疾患であり、失明に至ることは稀です。しかし、重症例や治療が遅れた場合、一部の結膜炎は合併症を引き起こし、視力低下や失明のリスクがあります。

主な重篤な合併症

1. 角膜潰瘍

重度の細菌性・ウイルス性結膜炎が角膜に炎症(角膜炎)を起こすと、角膜潰瘍が形成されます。放置すると穿孔や瘢痕化し、視力障害につながります。

2. トラコーマ(トラコーマ性結膜炎)

クラミジア・トラコマティスによる慢性結膜炎で、特に開発途上国で多く見られます。繰り返す感染で角膜が瘢痕化し、視力低下や失明に至ることがあります。

3. 淋菌性結膜炎

淋菌(Neisseria gonorrhoeae)感染による結膜炎は感染力が高く、迅速に治療しないと角膜炎や瘢痕を引き起こし、視力喪失の危険があります。

4. 帯状疱疹眼症

帯状疱疹ウイルスが眼や周囲の皮膚に感染すると、重度の結膜炎や角膜炎を起こします。重症例では角膜瘢痕が残り、永久的な視力障害になることがあります。

5. 眼内炎(エンドオファルミス)

まれですが、重度の結膜炎が進行して眼球内部(硝子体・房水)に感染が広がると眼内炎となります。早期治療が遅れると視力喪失につながります。

これらの重篤な合併症は稀ですが、早期に医療機関を受診し、適切な治療を受けることで予防可能です。また、手洗いや個人用品の共有を避ける、性行為時の安全対策を徹底することも感染リスク低減に有効です。

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