直腸脱の治療法
脱出の種類
適切な治療を選ぶために、直腸脱のタイプを把握する必要があります。全脱は直腸全体が内側に反転し、肛門から突出します。粘膜脱は直腸壁ではなく粘膜だけが突出します。内脱は内部で反転しているものの外部からは見えず、診断が遅れがちです。
原因
妊娠、肥満、硬い便などが腸に過度の負担をかけ、脱出を引き起こします。高齢者は外的要因がなくても自然に脱出しやすくなります。
手動整復
重症例では、医師が柔らかい湿布や布で直腸組織を押し戻す手技を行うことがあります。
手術療法
現在の手術は主に腹腔鏡下で行われ、切開が少なく回復が早いです。余分な直腸の長さを切除し、残存部分を仙骨に固定します。
便を柔らかくする薬
内脱・粘膜脱はまず便軟化剤で圧力を軽減し、手術を回避します。排便時の負担が減ることで、粘膜が自然に元の位置に戻りやすくなります。
外用薬
医師は「Preparation H」などの軟膏や抗炎症剤、局所麻酔薬を処方し、痛みを和らげます。これらは組織を収縮させ、元の位置に戻す効果があります。
