産後子宮内膜炎

赤ちゃんの出産を控えている、または出産直後の女性にとって、体の下部に関する問題は最優先ではないかもしれません。しかし、自然分娩でも帝王切開でも、出産は体に大きな負担をかけます。その結果、産後合併症のリスクが高まります。その中でも産後子宮内膜炎は、適切に治療すれば比較的簡単に対処できるものの、放置すると深刻な合併症を引き起こす可能性があります。

何ですか

子宮内膜炎は子宮(子宮体部)の炎症や刺激を指します。産後子宮内膜炎は、出産後にのみ起こる子宮の炎症です。

原因

細菌やウイルスによる感染が主な原因です。膣内に常在する病原体(クラミジア、淋菌、B群連鎖球菌、大腸菌 など)が、分娩時の裂傷や切開を通じて子宮内膜に侵入し炎症を起こします。

罹患率

Healthlineによると、経腟分娩後の産後子宮内膜炎は全産婦の1〜3%に発生します。計画的帝王切開の場合は5〜15%、長時間の陣痛と破水後に行う帝王切開では約35%と報告されています。既往症がある、分娩中に多数の膣検査を受けた、若年齢などの要因でリスクは高まります。

症状

主な症状は、分娩後24〜48時間以内に出る体温100.4°F(約38°C)以上の発熱です。発熱は産後すぐに起こることもあるため、この時間帯が重要です。その他、悪臭や異常な色の膣分泌物、腹痛、頻脈、子宮圧痛などが見られます。

治療

治療しないまま放置すると、敗血症性ショックや骨盤・子宮膿瘍、不妊症などの重篤な合併症を引き起こす恐れがあります。通常は、静脈内または経口の抗生物質(例:メジリン、プライマキシンなど)や必要に応じて抗ウイルス薬が投与されます。

さらに、性病検査の実施、適切な衛生管理、医療従事者による滅菌手技、そして安全な性行為の実践が、子宮内膜炎の予防につながります。

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