子宮筋腫の主なサインと症状

子宮筋腫は、子宮にできる良性腫瘍です。1つの腫瘍として現れることもあれば、複数が集まってできることもあります。メイヨークリニックの調査によると、女性の約4人に1人が子宮筋腫を持っているとされています。多くの場合、症状はなく、骨盤検診で偶然見つかりますが、以下のような症状が現れることがあります。

主な症状

大量出血(月経過多)

月経の血量が増えるのが最も一般的な症状です。1時間に1枚以上のナプキンやタンポンが必要になる、または月経が7日以上続く場合は「月経過多(menorrhagia)」と診断されます。重度の出血により貧血が進み、倦怠感が強くなることがあります。

骨盤痛

月経時、性交時、運動時、排便時に骨盤に痛みが生じることがあります。痛みは強く、脚に放散することもあります。これは筋腫が血流不足に陥り、壊死(退化)を起こすためです。痛みは数週間続くことがあります。

便秘

筋腫が背側に向かって大きくなると腸を圧迫し、便秘を引き起こすことがあります。また、貧血治療で鉄剤を服用している場合も便秘が起こりやすいです。食物繊維の摂取や繊維サプリで改善します。

頻尿・排尿時の痛み

大きな筋腫が膀胱に近づくと、膀胱容量が減少したり、尿の流れが妨げられたりして、頻尿や排尿時の痛みが出ます。妊娠中はエストロゲン増加で筋腫が大きくなることがあり、頻尿の原因が妊娠か筋腫か判断しにくくなります。

背部痛

筋腫が下部背部の筋肉や神経を圧迫することで、背中に痛みが生じます。

直腸圧迫感・痔核

筋腫が直腸を押すと、排便時に痛みや不快感が増し、痔核(痔)の原因になることがあります。

骨盤圧迫感・腹部膨満感

筋腫が子宮や周囲の臓器を押すことで、下腹部に圧迫感や満腹感を感じます。腫瘍が大きくなると腹部が膨らむこともあります。

婦人科疾患 - 関連記事