閉経後の茶色い斑点(出血)について
茶色い斑点は、医学的には膣萎縮と呼ばれる状態が原因です。萎縮により膣壁の粘膜が乾燥・薄くなり、炎症を起こしやすくなります。その結果、かゆみや灼熱感が生じ、分泌物は白く濃厚なものから水様性で赤や茶色のものまで様々です。
古い血液
- 茶色い斑点は実際には出血ですが、以前の月経で完全に排出されなかった「古い血液」が体外に排出されるために見られます。茶色は通常の出血時の赤より暗く、泥のような色合いです。
経過
- 茶色い斑点は月経後の出血で、強い腹痛を伴うことがあります。閉経後 6〜12か月以上経ってから現れる場合は、通常の経過ではなく、速やかに医師の診察を受けるべきです。
治療法
- 膣萎縮にはエストロゲン療法が有効です。経口錠剤、局所用クリーム、皮膚パッチなどの形で投与されます。また、潤滑剤の使用も乾燥感の緩和に役立ちます。
茶色い斑点の主な原因
- エストロゲン減少、ホルモン補充療法(HRT)や経口避妊薬の使用、良性の筋腫やポリープ、性器ヘルペス、膣イボウイルス、子宮や卵巣のがん、出血性疾患(白血病や凝固障害)などが考えられます。妊娠初期や感染症でも異常出血が起こることがあります。症状が続く場合は必ず医療機関で診断を受けましょう。
HIV陽性女性の閉経
- 米国国立医学図書館(NLM)の情報によれば、HIV陽性女性も非感染者と同様の閉経症状を示しますが、月経周期の不規則性がやや高くなることがあります。
