子宮筋腫の治療法と選び方

子宮筋腫とは?

子宮筋腫(子宮筋腫、ミオーマ)は、子宮の筋層にできる良性腫瘍です。がん化は稀で、サイズはエンドウ豆大からグレープフルーツ大まで様々です。主なタイプは、子宮壁の内側に広がる「粘膜下型」、筋層内に発生する「筋層内型」、子宮外側へ伸びる「表層下型」、そして茎状で壁に付着する「茎状型」です。

経過観察

症状が出ない小さな筋腫は、医師が「様子を見る」ことを推奨します。定期的にサイズを測定し、増大や新たな症状が出たかどうかを確認します。閉経に伴うホルモン低下で筋腫が縮小するケースもあります。

薬物療法

薬物療法の目的は筋腫の縮小と症状緩和です。GnRH拮抗薬(例:ルプロン)は月経を止め、筋腫を一時的に縮小させます。プロゲステロン製剤やダナゾールなどのホルモン薬も使用されますが、効果は短期間に限られ、服用中止後に再増大することがあります。

外科的治療

筋腫の大きさや症状の重さに応じて手術が選択されます。根治的な方法として子宮全摘出(子宮摘出術)がありますが、子宮を残したい場合は筋腫除去術(筋腫摘出術)を行います。その他、電気熱で筋腫を縮小させる筋溶解術や、非侵襲的な高強度集束超音波治療(HIFU)も利用可能です。

まとめ

子宮筋腫の治療は、患者さんそれぞれの症状・希望・将来の妊娠計画に合わせて選択されます。子宮摘出術は確実な根治法ですが最も侵襲的です。信頼できる産婦人科医と十分に情報を共有し、最適な治療方針を決めましょう。

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