骨盤痛の主な原因と対処法

骨盤痛は、婦人科系の疾患だけでなく、消化器系や泌尿器系の問題でも引き起こされます。症状に合わせて適切な専門医を受診することが重要です。

子宮内膜症(エンドメトリオシス)

子宮内膜組織が子宮外に増殖し、月経時に出血・炎症を起こします。血液が膣外に排出できないため骨盤内に溜まり、子宮、卵巣、卵管、膀胱などに嚢胞や病変を形成し、強い痛みを伴います。

子宮筋腫(子宮線維腫)

妊娠可能年齢の女性に多く見られる良性腫瘍です。骨盤部に圧迫感や満腹感を感じることがありますが、通常は軽度です。筋腫が栄養不足で壊死すると、急激な激痛と発熱を伴うことがあります。

過敏性腸症候群(IBS)

便秘と下痢を交互に繰り返す消化器症候群で、ガスや膨満感、痙攣が骨盤部に痛みを引き起こします。食後に腹部の重さや不快感を感じることが多いです。

間質性膀胱炎(IC)

感染症がないにもかかわらず、膀胱の頻尿・切迫感・疼痛が続く状態です。重症例では1日に60回以上排尿し、すぐにトイレに行かないと痛みが増します。骨盤や膣、性交時の痛みも訴えられます。

骨盤炎症性疾患(PID)

性行為で感染した細菌が膣から子宮へ広がり、女性生殖器全体に炎症を起こす病気です。下部骨盤の疼痛や性交時の痛み、月経過多、排尿時の痛みが主な症状です。

それぞれの原因に応じた診療科(婦人科、消化器内科、泌尿器科)を受診し、適切な治療を受けることが回復への第一歩です。

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