子宮筋腫の診断方法
子宮筋腫は、子宮の壁にできる良性(非がん性)の腫瘍です。単独で、または複数で筋層に現れ、サイズは鉛筆の消しゴムほど小さいものから、満期胎児ほど大きいものまでさまざまです。主に子宮内部や子宮に付着した茎(ステム)上に成長します。
小さな筋腫は症状が出ないことが多いですが、サイズが大きくなると過多月経や腹部不快感、頻尿、激しい疼痛などの合併症を引き起こすことがあります。まれに腫瘍が非常に大きくなると、妊娠しているように見えることもあります。
ジョンズ・ホプキンス大学の婦人科医は、子宮筋腫の診断に以下のポイントを考慮します。
子宮筋腫の診断手順
1. 年齢と症状の確認
子宮筋腫は主に30〜45歳の女性に多く見られます。以下の症状がある場合は診断の対象となります。
- 月経量が異常に多い
- 腹部の違和感や圧迫感
- 骨盤部の激しい痛み
- 頻尿
- 下腹部に突然の鋭い痛み(茎がねじれるサイン)
2. 骨盤診察と超音波検査
18歳からの定期的な骨盤診察が推奨されます。診察時に医師は子宮と卵巣を優しく触診し、異常の有無を確認します。必要に応じて経腹超音波(または経腟超音波)で画像診断を行います。
3. 追加の画像診断
診断を確定するために、以下の検査が行われることがあります。
- 腹部超音波検査
- 経腟超音波検査
- 磁気共鳴画像法(MRI)
- コンピュータ断層撮影(CT)
- 診断的子宮鏡検査(ヒステロスコピー)
4. 経過観察または治療の選択
痛みや出血がない小さな筋腫は、定期的なフォローアップと超音波検査で経過観察することが推奨されます。症状が重い、または侵食性の筋腫の場合は、患者の健康状態に合わせて以下の治療が検討されます。
- ホルモン療法
- 子宮全摘出術(子宮の除去)
- 子宮・卵巣除去術(子宮と卵巣の除去)
