卵巣嚢胞の症状と治療法
卵巣嚢胞とは
卵巣にできる嚢胞は、その大きさ・種類・位置によって症状が大きく異なります。小さくて無症状のものもあれば、以下のような症状で受診を促すケースもあります。
主な症状
- 骨盤痛:鈍い痛みや鋭い間欠的な痛みが下腹部や骨盤に現れ、性交や運動で悪化することがあります。
- 月経不順:ホルモンバランスが乱れ、周期が長くなる・短くなる、出血量が増減する、月経が抜けるなどの変化が起こります。
- 腹部膨満感・腫れ:大きな嚢胞が腹部を圧迫し、膨らんだ外観になります。
- 頻尿:膀胱が圧迫され、特に夜間にトイレが近くなることがあります。
- 排便障害:直腸が圧迫され、便秘や排便困難を引き起こすことがあります。
- 吐き気・嘔吐:特に大きな嚢胞は妊娠様の症状を伴うことがあります。
- 体重増加:体液貯留により急激な体重増が見られることがあります。
診断の流れ
上記の症状がある場合は、まず産婦人科で診察を受けましょう。医師は問診・触診に加えて、超音波検査などの画像診断で嚢胞の有無と特徴を確認します。
治療の選択肢
治療は症状、嚢胞の大きさ・位置、原因に応じて決定されます。
- 小さく無症状の嚢胞は経過観察で自然に消失することが多い。
- ホルモン調整薬や嚢胞縮小薬で症状を緩和する場合がある。
- 症状が強い、または大きな嚢胞の場合は、腹腔鏡下手術などの低侵襲手術が選択される。
- 重症例や悪性が疑われる場合は、嚢胞や卵巣の摘出手術が必要になることもある。
日常のケア
定期的な骨盤検診と医師による経過観察が、嚢胞の早期発見と適切な管理に不可欠です。異常を感じたら、すぐに専門医に相談しましょう。
