子宮内膜アブレーション手術後に期待できること

子宮内膜アブレーションとは

子宮内膜アブレーションは、重度の月経過多に悩む女性に対し、子宮や卵巣は残したまま子宮内膜の薄層を破壊する手術です。子宮全体を取り除く子宮全摘出術(子宮摘出)とは異なり、回復が早く入院は不要です。主な方法は、ラジオ波、熱液、マイクロ波、凍結、電気外科(ローラーボール)などがあり、医師が患者の状態に合わせて選択します。

手術後24時間以内の経過

麻酔の影響で倦怠感を感じることがありますので、帰宅時は家族や友人に送ってもらいましょう。多くの女性は手術後数時間から腹部の痙攣が始まり、数日間続くことがあります。痛みはイブプロフェンなどの鎮痛剤で和らげられます。また、最初の24時間は水っぽい血性の分泌物が出ますが、これは数週間続くことがあります。

手術後2〜4週間の注意点

術後1〜2週間で医師のフォローアップ受診が推奨されます。この期間は子宮内膜が焼け落ちるため、通常より多い出血が見られることがあります。感染リスクを減らすため、性交渉・タンポン・膣洗浄は避け、入浴は術後4週間まで控えてください。シャワーは問題ありませんが、長時間の入浴や温泉・ジャグジーは避けましょう。

数か月後の経過

術後数か月間は、稀にまだ月経が続くことがありますが、ほとんどは徐々に出血が減少し、最終的には止まります。もし出血が続く、または再び大量出血が起こる場合は、他の治療法(再手術やホルモン療法など)を検討します。発熱・激しい腹痛・大量出血などの症状が現れたら、速やかに医師に相談してください。

合併症

まれに子宮頸部損傷、子宮壁の穿孔・裂傷、感染、内部出血、周囲臓器の熱傷が報告されています。また、アブレーション時に使用した液体が血流に入ると肺水腫を起こすことがあります。これらの症状が疑われる場合は、早急に医療機関を受診してください。

婦人科疾患 - 関連記事