過多月経(重い月経出血)の治療法は?

過多月経(メノラジア)は、出血量が多くなることで日常生活に支障をきたし、恥ずかしさを感じることもあります。重度のケースは選択的子宮摘出術の主な原因となります。原因に応じて、ホルモン療法、市販薬、栄養改善、子宮温存手術などで対処できます。

ホルモン療法

  • ホルモン不足が過多月経の一般的な原因です。医師は経口プロゲステロン、経口避妊薬、またはホルモン放出型子宮内避妊具(ミレナ)などを処方し、ホルモンバランスを整えます。

    なお、経口プロゲステロンは妊娠を妨げない唯一の選択肢です。逆に、ホルモン過剰が原因の場合もあるため、検査で原因を特定することが重要です。

市販薬

  • イブプロフェンやロキソプロフェンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)は、出血量と子宮痙攣を軽減します。

    アスピリン系の薬は血液を薄めるため、過多月経時は使用しないでください。

栄養改善

  • 月経に伴う出血で鉄やビタミンKが不足しやすく、貧血になることがあります。鉄分やビタミンKが豊富な緑黄色野菜、レバー、ナッツ類を積極的に摂取するか、サプリメントで補うと血液凝固が改善し、出血が抑えられます。

手術的選択肢

  • 子宮全摘出を選択する前に、子宮温存の手術を検討してください。代表的なものは子宮頸部拡張・掻爬術(D&C)、子宮鏡検査、子宮内膜焼灼術(アブレーション)や子宮内膜切除術(切除)です。

    D&C は子宮頸部を拡張し、子宮内膜を掻き取りますが、再発することもあります。

    子宮鏡検査では細いカメラで子宮内を観察し、ポリープや筋腫などの原因を特定できます。

    アブレーションは内膜全体を焼灼し、切除は電気ループで内膜を除去します。どちらも出血量を減らしますが、妊娠の可能性は低下します。

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