全体脱毛症(アロペシア・トータリス)の兆候と症状
髪の基本
頭皮には約10万本の毛があり、1日約100本が自然に抜けます。毛は成長期と休止期を繰り返し、平均で約4.5年生き、月に約1.3センチメートル伸びます。5年目に入ると毛は抜け、6か月以内に新しい毛に置き換わります。もし大量に抜ける、ブラッシングやシャンプー時に過剰に抜けると感じたら、医師に相談してください。これらは脱毛症のサインかもしれません。
全体脱毛症の原因
全体脱毛症は、男性型・女性型脱毛症(アンドロゲン性脱毛症)から進行することがあります。これは体内の過剰なアンドロゲン(男性ホルモン)が関与しています。また、自己免疫疾患、病気、がん治療などが原因になることもあります。
全体脱毛症の症状
全体脱毛症は頭皮全体の毛が失われる状態です。最初は後退したヘアライン、薄くなる頭皮、部分的なはげなど、徐々に進行します。病気やがん治療の場合、一度に大量の毛が抜けることがあります。ストレスやホルモン変化、自己免疫疾患も急激な抜け毛を引き起こすことがあります。毛根が損傷していなければ、6〜8か月で再び生えてくることがありますが、毛包が瘢痕化していると再生は期待できません。
診断と検査
医師は問診で家族歴や既往歴を確認し、頭皮を視診・触診します。抜毛テストや毛髪の観察、必要に応じて皮膚や血液の検査を行い、原因を特定します。脱毛が進行している場合は、外用薬、ビタミン、内服薬などで進行抑制や再生を試みますが、全体脱毛症の場合は毛が再生しないケースが多いです。
