女性の抜け毛の原因とは?
米国ヘアロス協会によると、米国で抜け毛に悩む人の約40%が女性です。抜け毛は一時的なものから長期的なものまであり、原因や進行度によって異なります。過度または異常な抜け毛は脱毛症(アロペシア)と呼ばれ、遺伝、ストレス、妊娠、避妊薬など体内の変化が背景にあります。
アンドロゲン性脱毛(男性型・女性型脱毛症)
男性ホルモン(アンドロゲン)が関与する脱毛で、女性の場合は前頭部以外の頭皮全体が薄くなります。卵巣嚢胞、経口避妊薬、妊娠・閉経などでホルモンバランスが変化することが原因となります。遺伝的要因が関与することもあります。
テロゲン性脱毛(Telogen Effluvium)
出産、重大な手術、強いストレスなどの刺激により、毛周期が一斉に休止期(テロゲン)へ移行し、数週間から数か月後に大量に抜け毛が見られます。原因が取り除かれれば自然に回復しますが、ストレスが続くと長期化することもあります。
成長期脱毛(Anagen Effluvium)
毛髪が成長期(アナゲン)にある状態で、化学療法や放射線治療による急激なダメージが加わると、毛髪が根元から切れ落ちます。治療が終了すれば、数か月後に新しい毛髪が再び生えてきます。
牽引性脱毛(Traction Alopecia)
髪を長時間・強く引っ張るヘアスタイル(編み込み、コーンロウ、きついポニーテールなど)が原因で、毛根に負荷がかかります。初期段階では可逆的ですが、長期間続くと永久的な脱毛につながります。
避妊薬による抜け毛
経口避妊薬はホルモンバランスを変えるため、抜け毛の原因になることがあります。特にアンドロゲン活性が高い薬は注意が必要です。家族に脱毛症の既往がある場合は、低アンドロゲン性のピルや非ホルモン系避妊法を選択することが推奨されます。
