側頭動脈炎(巨細胞性血管炎)の原因と対策
側頭動脈はこめかみを走り、顎の筋肉や頭皮の一部に血液を供給します。これらの動脈が炎症を起こすと「側頭動脈炎(巨細胞性血管炎)」と呼ばれ、放置すると失明、聴力低下、脳卒中などの重篤な合併症を引き起こすことがあります。
症状
- こめかみ部の激しい頭痛や圧痛
- 二重視力、視界のぼやけ
- 頭皮の圧痛
- 顎を噛む際の痛み
- 体重減少
- 片眼の突然の視力喪失
原因
- 正確な原因は不明ですが、免疫系の異常が関与していると考えられます。
- 頻繁な感染症を繰り返す人に多く見られます。
リスク要因
- 50歳以上の高齢者にほぼ限定的に発症
- 女性の方が男性よりリスクが高い
- スカンジナビア系の血統に多い傾向
診断
- 症状だけでは診断が難しく、他の疾患を除外する必要があります。
- 確定診断には側頭動脈の生検(組織検査)が行われます。
治療
- 主にステロイド系抗炎症薬(コルチコステロイド)で治療します。
- 症状は数日で改善することがありますが、投薬は徐々に減量しながら1年以上続けることが推奨されます。
