片頭痛の種類と特徴

片頭痛は、主に頭部の片側に強い拍動性の頭痛が繰り返し起こり、吐き気・嘔吐・光過敏・睡眠障害・抑うつなどの症状を伴うことが多いです。発作は数時間から数日続くことがあり、ホルモンの変動、食べ物への過敏症、運動、ストレス、環境変化などが誘因となります。多くの片頭痛は、食欲不振や食欲増進、排泄パターンの変化、気分の変動といった前駆症状(プロドローム)に続いて発症し、視覚的な前兆(オーラ)を伴うこともあります。

オーラなし片頭痛

  • 最も一般的なタイプで、オーラが現れません。頭痛は片側または両側に起こり、気分の変化や倦怠感が前駆症状として現れます。光過敏や胃腸症状を伴うことが多く、暗く静かな部屋で安静にすると症状が和らぎます。

オーラを伴う片頭痛

  • オーラは頭痛発作の30分〜1時間前に現れ、光点や閃光、ジグザグ模様などの視覚障害が典型的です。また、顔や手のしびれ・チクチク感、全身の脱力感を伴うことがあります。オーラは脳血管が収縮し血流が低下することで起こります。

基底動脈片頭痛

  • 脳幹の基底動脈に影響し、視覚障害に加えて運動障害が現れます。若年者に多く、耳鳴り、平衡感覚の喪失、めまい、言語障害、口周りや四肢のしびれが起こります。激しい頭痛は主に後頭部に集中します。

眼性片頭痛

  • 眼の周囲に激しい痛みが生じ、吐き気や嘔吐といった胃腸症状を伴います。眼の痛みは眼筋を支配する第3・第6脳神経が関与するためで、複視や眼瞼下垂が起こることがあります。

家族性半側麻痺片頭痛

  • 遺伝性の片頭痛で、視覚障害に加えて混乱、歩行困難、発作、昏睡、眼球振盪(眼振)などの神経症状が出ます。発作後数週間にわたって記憶障害が続くことがあり、約20%が長期的な神経障害(歩行不安定など)を残します。

月経性片頭痛

  • ホルモンの変動に直接関連し、月経周期に合わせて発症します。妊娠中や閉経期に初めて起こることもあり、厳密には「ホルモン片頭痛」と呼ぶ方が適切です。

頸動脈痛(カロティジニア)

  • 頸部の頸動脈付近に痛みと腫れが生じ、顔面や顎、首の下部に鈍い疼痛を感じます。主に高齢者に見られ、数時間から数日間続くことがあり、再発しやすいです。

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