狭隅角緑内障患者のための風邪薬選びのポイント
狭隅角緑内障と風邪薬の選び方
狭隅角緑内障を抱えていると、風邪薬に含まれる成分が眼圧上昇や急性閉塞発作を引き起こす恐れがあります。以下の点に注意してください。
血管収縮作用のある成分は避ける
鼻詰まり用の血管収縮薬(デコンジェスタント):市販の風邪薬やインフルエンザ薬に含まれるプソイドエフェドリンやフェニレフリンは、眼の血管を収縮させ、狭い角膜裂隙が閉じやすくなります。鼻スプレーや点鼻薬に含まれるものも同様です。
第一世代抗ヒスタミン薬は注意
第一世代抗ヒスタミン薬(ジフェンヒドラミン/ベナドリル、クロルフェニラミン等)は、眼の乾燥を招き、角膜裂隙の閉塞リスクを高めます。
経口デコンジェスタントも同様に避ける
プソイドエフェドリンやフェニレフリンを含む経口薬は、点鼻薬と同様の血管収縮作用があり、眼圧上昇の原因となります。
医師・薬剤師に相談する
風邪薬を使用する前に必ず担当医や薬剤師に相談し、眼圧に影響しにくい代替薬を選んでもらいましょう。
狭隅角緑内障患者に比較的安全な代替手段
- 生理食塩水の鼻スプレー:鼻づまりを緩和し、眼への副作用がありません。
- 蒸気吸入:温かいシャワーや加湿器の蒸気で鼻粘膜を潤し、デコンジェスタントの使用を減らせます。
- 乾燥作用が少ない第二世代抗ヒスタミン薬:ロラタジン(クラリチン)やセチリジン(ジルテック)は眼の乾燥が少なく、比較的安全です。
最終的には、眼科医の指示に従い、適切な薬剤選択と定期的な眼圧管理を行うことが重要です。
