人体で最大の動脈は何ですか?

ヒトの循環系は、全身に血液を運ぶ大小さまざまな血管で構成されています。その中で最も大きな動脈は大動脈(アオルタ)です。この血管は心臓の左側から酸素を含んだ血液を全身へ送り出す役割を担っています。

位置

大動脈は心臓の左心室に直接つながっています。左心室は「心臓の働き屋」と呼ばれ、強い収縮力で血液を全身へ押し出します。

組織層

すべての動脈と同様に、大動脈は3層の組織で構成されています。内側は滑らかな内膜、中層は筋層、外側は薄い外膜です。

弾性

大動脈壁には結合繊維が含まれ、一定の弾性を持ちます。この弾性により、心拍時の圧力に対して血管が伸縮し、血液をスムーズに送り出すことができます。

大動脈の構造

上行大動脈は頭部と頸部へ血液を供給し、下行大動脈は下半身や脊椎へ血液を送ります。大動脈は腹部まで伸び、そこから多数の枝動脈が分岐して全身へ血液を届けます。

大動脈瘤

大動脈の弾性が低下すると、血管壁が膨らんで瘤(aneurysm)を形成します。大動脈瘤が破裂すると大量出血を起こし、生命に危険を及ぼすことがあります。

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