拡張期心不全の治療

米国心臓協会によると、拡張期機能障害は心室が硬直し、十分に拡張できなくなることで肺血管に余分な水分がたまり、肺うっ血を引き起こします。この状態が続くと拡張期心不全と診断されます。治療は主に原因の管理と症状の緩和を目的とします。

治療の主なポイント

  • 肺うっ血のコントロール:不整脈や心房細動が原因で起こることが多く、利尿薬を使用して余分な水分を腎臓から排出します。
  • 食事管理:塩分は1日2 g以下に抑え、適切な水分摂取量を守ります。減塩は血圧低下にも寄与します。
  • 心房細動の管理:抗不整脈薬でリズムを整えるか、必要に応じてカーディオバージョン(電気ショック)を行います。
  • 高血圧の管理:減塩・体重減少により血圧を安全な範囲に保ち、薬物が必要な場合は医師の指示に従います。
  • 薬物療法:ACE阻害薬やβ遮断薬が心臓の負担を軽減し、血管拡張や血圧低下、心拍数の調整に効果があります。
  • 軽い有酸素運動:ウォーキングやサイクリングなどの適度な運動は、症状の緩和、心機能の向上、持久力や生活の質(QOL)の改善が報告されています。

心臓病 - 関連記事