大動脈弁狭窄症のための食事ガイド

大動脈弁狭窄症は、心臓から血液が大動脈へ流れる際に弁が十分に開かず、血流が制限される病気です。胸痛やめまい、動悸などの症状が現れ、食事管理が重要となります。

塩分の摂取

塩分は血流をさらに悪化させる恐れがあります。大動脈弁狭窄症の方は、高血圧の食事指針と同様に、1日あたりナトリウム2〜4g(食塩約5〜10g)以下を目安にします。食卓塩はできるだけ使わず、ハーブやスパイスで味付けしましょう。

水分管理

心機能が低下すると腎臓の水分・塩分排泄能力も低下し、体内に余分な水分が溜まりやすくなります(むくみや呼吸困難の原因)。むくみの程度や腎機能は個人差があるため、1日の飲料水量は主治医と相談して決めてください。

食事全般のポイント

  • 飽和脂肪酸とコレステロールの多い食品はできるだけ避ける。
  • オリーブオイルなどの植物油を使用し、揚げ物や加工食品の摂取を減らす。
  • 脂肪の総エネルギー比率は全体の20%未満、飽和脂肪は7%未満に抑える。
  • 皮なし鶏肉、七面鳥、魚などの低脂肪タンパク質を中心に、豚肉や高脂肪の赤身肉は控える。

食物繊維の摂取

野菜や果物を豊富に摂ることで、ビタミン・ミネラルが補給でき、脂質や炭水化物の過剰摂取を自然に抑えることができます。1日5皿以上の野菜と、適量の果物を目安にしましょう。

これらの食事指針はあくまで一般的な目安です。個々の症状や併存疾患に応じて、医師や管理栄養士と相談しながら最適なプランを作成してください。

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