心拍の「LUB」音はどの部屋(心室)が収縮しているのか?
心拍と音のメカニズム
心臓は収縮期(systole)と拡張期(diastole)を交互に繰り返し、血液を全身に送り出します。1回の心拍で聞こえる「LUB」音は、第一心音(S1)に相当します。
第一心音(S1)とは
第一心音は、心室が収縮し、心房と心室をつなぐ僧帽弁(左心房‑左心室)と三尖弁(右心房‑右心室)が急激に閉じるときに発生します。具体的な流れは次のとおりです。
- 心房が先に収縮し、心室に血液を満たす(心房収縮)。
- 続いて心室が収縮し、内部圧が上昇する(心室収縮=収縮期)。
- 圧力上昇に伴い、僧帽弁と三尖弁が閉じ、閉鎖音が「LUB」として聞こえる。
したがって、心拍の「LUB」音が鳴る瞬間に主に収縮しているのは心室であり、その結果として房室弁(僧帽弁・三尖弁)が閉じて第一心音が生じます。
