C型肝炎に対するホメオパシー療法は安全か?
米国疾病予防管理センターの統計によると、C型肝炎ウイルス(HCV)は約320万人が罹患しています。感染後自然回復する人もいますが、75〜85%が慢性化します。通常は抗ウイルス薬で治療しますが、薬が効かない、または副作用が耐えられない患者は代替療法に目を向けます。
サプリメントと代替療法の現状
米国国立補完代替医療センター(NCCIH)は、HCV患者が使用するサプリメントとして、ミルクシスル、ジンセン、コロイド銀、甘草(グリチルリチン抽出物)を挙げています。安全性はサプリメントごとに異なります。
コロイド銀
コロイド銀はC型肝炎に対する安全なホメオパシー療法ではありません。効果を示すエビデンスはなく、重篤な副作用が報告されています。銀が体内に蓄積するとアーギリアと呼ばれる皮膚や爪が青灰色に変色する症状や、腎障害を引き起こすことがあります。これらの障害は不可逆的です。
甘草(グリチルリチン)
初期研究では甘草が有益な可能性を示唆していますが、確固たる結論には至っていません。高用量のグリチルリチンは血圧上昇、むくみ、低カリウム血症を引き起こすことがあります。また、プレドニゾンの代謝に影響し、妊婦では早産リスクが高まります。
ジンセン
ジンセンはC型肝炎の補助として用いられることがありますが、効果を裏付ける研究はありません。経口摂取は短期間であれば安全とされていますが、3か月以上の継続使用は頭痛、睡眠障害、消化器症状を招くことがあります。アジアジンセンは血糖値を下げる作用があるため、糖尿病患者は使用を控えるべきです。また、アレルギー反応のリスクもあります。
ミルクシスル
限られた臨床試験では、ミルクシスルが肝機能の改善に寄与する可能性が示されています。副作用は報告されていませんが、キク科の植物(キク、マリーゴールド、ブタクサ、デイジー)にアレルギーがある人は注意が必要です。
総じて、これらのサプリメントは医師の指導のもとで使用すべきであり、自己判断での長期摂取は避けることが重要です。
