エイズ、肝炎、癌のRNA干渉治療に共通する点は何ですか?

RNA干渉(RNAi)治療の共通点

エイズ、肝炎、癌の3つの疾患は、いずれも 小干渉RNA(siRNA) を利用して、特定の遺伝子の発現を抑制する治療法が研究・実用化されています。

エイズ(HIV感染)

siRNAはHIV-1のRNA配列に結合し、ウイルスの複製に必須の遺伝子を沈黙させます。これにより、ウイルス増殖が抑制され、感染細胞の破壊を防ぐことが期待されます。

肝炎(B型肝炎ウイルス)

B型肝炎ウイルス(HBV)の遺伝子を標的としたsiRNAは、ウイルスが産生するタンパク質の合成を阻害し、体内のウイルス量を減少させます。

癌細胞の増殖や生存に関与する遺伝子(例:KRAS、MYC、BCL‑2 など)をsiRNAでノックダウンすることで、腫瘍の成長を抑えるアプローチが進んでいます。

このように、疾患ごとに異なる標的遺伝子を選択するものの、siRNAによる遺伝子サイレンシングという根本的なメカニズムは共通しています。

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