バルトレックス(バラシクロビル)は何に使われるのか?
概要
バルトレックスは、抗ウイルス薬バラシクロビルの市販名で、ヘルペス治療に使用されます。副作用があり、他の薬剤と相互作用することがあります。
対象となるヘルペス
バルトレックスは帯状疱疹(しんず)や口唇ヘルペス、再発性の性器ヘルペスの治療に処方されます。
作用機序
バルトレックスは体内で速やかに抗ウイルス剤アシクロビルに変換され、血流に取り込まれた後、腸と肝臓で代謝されます。アシクロビルはヘルペスウイルスの増殖に必要な酵素を阻害し、ウイルスの増殖を抑制します。
副作用
一般的な副作用には関節痛、脚の痛み、喉の痛み、不眠、発熱、頭痛、下痢、吐き気、嘔吐があります。稀な副作用として腎臓障害、神経系障害、眼障害、行動変化、胃腸障害、皮膚障害などが報告されています。
薬剤相互作用
バルトレックスとAZT(ジドブジン)を併用すると、重度の倦怠感や眠気が生じることがあります。シメチジンやプロベネシドはバルトレックスの排泄を遅らせ、血中濃度を上昇させる可能性があります。
使用上の注意
免疫機能が高度に低下しているHIV感染者、免疫抑制状態の患者、臓器移植や骨髄移植を受けた方はバルトレックスを使用すべきではありません。使用すると血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)という致死的な血液凝固障害を引き起こす恐れがあります。
