ヘルペス(口唇ヘルペス)の自然療法と対策
10歳未満の子どもの約半数が、口唇ヘルペス(熱傷疱疹)を引き起こす単純ヘルペスウイルスの保菌者です。ウイルスに初めて感染すると、曝露から1週間以内に発症し、最大3週間続く症状が現れます。その後ウイルスは体内に潜伏し、熱や日焼け、ストレスなどのきっかけで再発します。口唇ヘルペスは、唇や口角にチクチク感、腫れ、赤み、痛みを伴うかさぶた状の水疱ができるのが特徴です。自然療法は、発症予防、症状緩和、治癒促進に役立ちます。
リシン(L-リジン)
リシンとアルギニンという2つのアミノ酸はヘルペスの増減に関与しています。体内のアルギニンが過剰になると再発しやすく、リシンがアルギニンを上回るとウイルス活動が抑制されます。リシンのサプリメントを摂取し、アルギニンが多く含まれる食品(チョコレート、ピーナッツ、大豆、穀類、オート麦、肉、乳製品、鶏肉、トウモロコシ、アーモンド、カシューナッツなど)を控えることでバランスを整えましょう。
レモンバーム(Melissa officinalis)
レモンバームはポリフェノールという抗酸化物質を豊富に含み、抗ウイルス作用があります。内部摂取でも、患部に直接塗布しても効果が期待できます。新鮮または凍結乾燥した葉大さじ1を沸騰した水1カップに入れ、15分間抽出します。新鮮な葉は強いレモンの香りがあり、乾燥・保存による効力低下が少ないためおすすめです。レモンバームティは温かくても冷たくても飲め、1日数杯を目安に摂取すると再発予防につながります。
その他の自然療法
- セントジョーンズワートのチンキは、初期の水疱に数回にわたって塗布するとウイルスを殺すとされています。
- エキナセアは抗酸化作用があり、皮膚や粘膜細胞を保護します。エキナセア抽出液を口内でうがいし、飲み込むことを1日4回行いましょう。
- オリーブ葉エキスや甘草茶も抗ウイルス効果があります。
- 舞茸、椎茸、霊芝などのキノコエキスはウイルスと戦い、免疫力を高めます。
- ティーツリーオイルは強力な防腐剤で、純粋またはオリーブオイルで希釈して水疱に塗布できます。
実践上のポイント
- 熱、発熱、日焼けは再発のトリガーになるため、発症の兆候が出たらすぐに口周りに冷却パックを当てると、水疱の拡大や痛みを抑えられます。
- 十分な休養とリラクゼーション(瞑想やイメージトレーニング)を取り入れると、ストレスによる再発リスクが低減します。
- ビタミンB群の高ストレス用サプリメントは、治癒と免疫機能をサポートします。
- 頻繁に再発する場合は、甲状腺機能低下症や食物過敏症の有無を確認するために自然療法医に相談しましょう。
