妊娠中のヘルペス(単純ヘルペスウイルス2型)治療と予防

症状

  • 性器や膣内、内ももにできる小さな赤い水ぶくれや潰瘍(痛みがある場合とない場合がある)
  • 性器部位のかゆみ、焼けるような痛み、刺すような感覚
  • 膣分泌物の増加
  • 発熱、筋肉痛、頭痛
  • 排尿時の痛み
  • 鼠径部のリンパ節腫脹

妊娠中に本人またはパートナーが上記の症状を感じたら、速やかに医師に相談してください。

新生児への感染

ヘルペスウイルスは、母親が発症中または発症直前に経膣分娩した場合、性器や大腿部の病変から新生児の皮膚(特に目・鼻・口などの敏感部位)へ移ります。

感染した新生児の約33%は、抗ウイルス薬で治療可能な皮膚病変を呈します。約90%は発育に問題はありませんが、再発することがあります。33%は中枢神経系に障害が生じ、別の33%は肝臓や肺などの臓器に広がる播種性ヘルペスとなり、致死的になることがあります。

予防と治療

  • 妊娠36週以降にヘルペス感染が確認された場合、医師は出産時の発症を防ぐために抗ウイルス薬(例:アシクロビル)を投与します。
  • 出産時に発症がある場合は、通常帝王切開が選択されます。
  • 妊娠中は十分な休養、ストレス回避、健康管理が重要です。
  • パートナーがヘルペス感染者で、本人が未感染の場合、発症期間中は肌と肌の接触を避け、妊娠中は常にコンドームを使用します。必要に応じてパートナーにも抗ウイルス薬が処方されます。
  • 特に妊娠第3トリメスター(最終三ヶ月)での感染は出産直前のリスクが高くなるため、感染者との性交渉は控えることが推奨されます。

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