病気になると血圧は上がりますか?
高血圧は、動脈内を流れる血液の圧力が正常より高い状態を指します。医師は収縮期血圧(上の数値)と拡張期血圧(下の数値)を同時に測定し、120/80 mmHg が正常、140/90 mmHg 以上が高血圧と診断します。正確な診断には複数回の測定が必要です。すでに高血圧と診断されている人は、病気やその治療に使用する薬が血圧をさらに上昇させることがあります。
高血圧がさらに上昇する原因は?
血圧が一時的に上がる要因はさまざまです。以下に代表的な例を挙げます。
- 診察室での緊張(「白衣高血圧」)
- 季節や気温の変化。特に冬の寒さは血管を収縮させ、血圧を上げます。
- 発熱や感染症を伴う病気。熱が出ると体温が上がり、心拍数と血圧が上昇します。
病気は血圧上昇をどのように引き起こすか?
風邪やインフルエンザなどで熱が出ると、体は感染と戦うために代謝が活発になり、心拍数が上がります。この「血管収縮」により血圧が上がります。また、肺炎や気管支炎、溶連菌性喉頭炎などの感染症でも酸素需要が増え、心拍数と血圧が上昇します。さらに、発熱や感染による脱水も血圧上昇の要因です。
風邪・治療と高血圧
薬の影響も見逃せません。市販の風邪薬に含まれる鼻づまり解消剤(デコンジェスタント)は血管を収縮させ、血圧を上げることがあります。特に以下の成分は高血圧の人は避けるべきです。
- プソイドエフェドリン
- エフェドリン
- フェニレフリン
- ナファゾリン
- オキシメタゾリン
他の病気は血圧を上げるか?
糖尿病、腎臓病、動脈硬化、妊娠なども高血圧の原因となります。さらに、サイトメガロウイルス(CMV)感染はレニンとアンジオテンシンIIの活性化を通じて血圧上昇を引き起こすことが報告されています。
病気は血圧を下げることもあるか?
重篤な感染や病状が進行すると、逆に血圧が急激に低下する「低血圧」になることがあります。医師は血圧を定期的に測定し、病状の重症度や高血圧の管理状況をチェックします。
