高血圧の概要と診断・治療ガイド
高血圧の定義
正常血圧は120/80 mmHg以下です。上の数値(収縮期血圧)は心拍時の血管壁への圧力、下の数値(拡張期血圧)は心拍間の圧力を示します。血圧が140/90 mmHg以上で継続的に測定された場合は高血圧と診断されます。血圧が121〜139 mmHg(収縮期)または81〜89 mmHg(拡張期)の場合は「前高血圧(血圧上昇)」と呼ばれます。
高血圧の検査方法
最も信頼できる方法は、医療機関で複数回測定することです。1回だけの高値は診断に不十分で、米国心臓協会は別々の受診日で2回以上、または自宅での複数測定を推奨しています。
血圧の測定手順
血圧計(血圧測定器)を使用します。カフを上腕にしっかり巻き、圧力計と聴診器を腕の橈骨動脈に合わせます。カフを膨らませた後、最初に聞こえるコロトフ音が収縮期血圧、音が消える時点が拡張期血圧です。
治療の選択肢
多くの患者は処方薬で血圧を管理します。代表的な薬剤クラスは、利尿薬、ACE阻害薬、ARB、カルシウム拮抗薬、β遮断薬、血管拡張薬です。医師は患者の状態に合わせて単剤または併用療法を選択します。
生活習慣の改善
薬物療法は、以下の生活習慣の改善と組み合わせることで効果が高まります。塩分摂取の削減、飽和脂肪酸の制限、バランスの取れた食事、定期的な有酸素運動、適正体重の維持、禁煙などが血圧コントロールに寄与します。
