高血圧の症状と対策
高血圧(医学的には「高血圧症」)は、血液が動脈を流れる際の圧力が過度に高くなる状態です。米国では約7400万人以上の成人が高血圧に罹患していると推定され、その多くは症状が出ないか、血圧測定を受けていないために自覚していません。放置すると心疾患、腎障害、動脈瘤、脳卒中など、命に関わる合併症を引き起こす恐れがあります。
原因
年齢、民族、遺伝は高血圧のリスク要因です。特にアフリカ系アメリカ人や家族に高血圧の既往がある人はリスクが高く、30歳以上になると発症率が上昇します。これらは制御できませんが、生活習慣で改善できる要因もあります。
- 喫煙
- 運動不足
- 肥満
- 脂肪・ナトリウム・アルコールの多い食事
- 慢性的なストレス
症状
多くの人は自覚症状がありません。そのため、定期的な血圧測定が重要です。「サイレントキラー」と呼ばれる理由でもあります。症状が現れる場合は、頭痛、めまい、かすみ目、吐き気など、他の病気と似た非特異的なものが多いです。
検査方法
血圧計で簡単に測定できます。収縮期血圧(上の数値)と拡張期血圧(下の数値)を測定し、120/80 mmHg 以下が正常とされています。分類は次の通りです。
- 120‑139 / 80‑89 mmHg:前期高血圧
- 140‑159 / 90‑99 mmHg:第1段階高血圧
- 160 以上 / 100 以上 mmHg:第2段階高血圧
警戒すべきサイン
自宅や地域での測定で血圧が140/90 mmHg 以上、かつ以下の症状がある場合は速やかに医師に相談してください。
- 頭痛(吐き気を伴うことも)
- 視力の変化
- めまい
- 胸痛
- 運動時の息切れ
症状が重篤な場合は、直ちに119へ電話するか、救急外来へ搬送してください。
予防と管理
薬物療法は血圧コントロールに有効ですが、生活習慣の改善が予防と管理の鍵です。血圧を下げるためのポイントは次の通りです。
- 毎日30分以上の適度な運動を行う
- 適正体重を維持する
- 果物、野菜、全粒穀物を中心に、塩分・脂肪・赤肉を控えた食事
- 禁煙する
- ストレスをできるだけ減らす
