末梢血管障害(循環不良)の検査と治療

症状

血液循環が悪くなると、体温の低下や皮膚の色変化が起こります。手足が冷たくなったり、青白くなることがあります。傷の治りが遅くなる、圧迫感や腫れ、激しい痛みを感じることもあります。

足関節上腕血圧指数(ABI)

足関節上腕血圧指数(ABI)検査では、足首にカフを装着し血圧を測定します。足と腕の血圧に大きな差がある場合、末梢循環不良が疑われます。

血液検査

血液検査や血糖検査で、コレステロールや糖尿病が循環不良の原因かどうかを調べます。糖尿病は循環障害と似た症状を呈し、しばしば併存します。

超音波検査(ドップラー超音波)

ドップラー超音波で血流の速度や方向を画像化し、閉塞部位や狭窄の有無を評価します。非侵襲的で安全な検査です。

血管造影

造影剤を血管内に注入し、X線で血管の形状を撮影する血管造影は、閉塞箇所やその程度を詳細に示します。注射部位は局所麻酔で処置し、主に手足の血管評価に用いられます。

画像診断(MRI・CT)

MRIやCTスキャンで血管の狭窄や動脈瘤、他臓器の異常を総合的に評価します。末梢動脈疾患の有無や合併症のチェックに有用です。

治療法

生活習慣の改善が基本です。医師の指導のもと、適度な運動を取り入れることで血流が改善します。

喫煙は血管を収縮させ血流を減少させるため、禁煙が必須です。

薬物療法として、血栓予防にアスピリンやプラビックス、血管拡張にシロスタゾールが使用されます。高コレステロールにはスタチン系薬が処方されることがあります。

薬物と運動で症状が改善しない場合、血管バイパス手術やステント留置術が検討されます。

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