左室肥大と低血圧は同時に起こり得るのか?
左室肥大(LVH)とは
左室肥大は、心臓の主要な駆出室である左心室が肥厚・拡大する状態です。主に高血圧など心臓にかかる負荷が増大したときに、心筋が厚くなって適応しようとする結果として起こります。
低血圧(hypotension)とは
低血圧は血圧が正常範囲より低い状態を指し、脱水、薬剤の副作用、基礎疾患、出血などさまざまな要因で生じます。
左室肥大と低血圧が同時に存在するメカニズム
一見矛盾するように思えますが、低血圧でも左室肥大は起こり得ます。血圧が低いと全身へ血液を送るために心臓がより大きな仕事を強いられ、長期間にわたる過負荷が左心室の肥厚を引き起こすことがあります。
また、特定の疾患が両方の症状を同時に引き起こすこともあります。たとえば、心臓の大動脈弁が狭くなる
注意点
左室肥大は一般的には高血圧と関連付けられますが、低血圧が原因で補償的に肥大が起こるケースも存在します。診断時には血圧だけでなく、心エコーや血液検査などで基礎疾患の有無を確認することが重要です。
