血圧はどのような数値が適切ですか?
血圧は、血液が動脈壁に及ぼす圧力を示す指標です。測定値は上の数値(収縮期血圧)と下の数値(拡張期血圧)の2つで表されます。成人の正常血圧は120/80 mmHg 未満です。140/90 mmHg 以上は高血圧、120〜139/80〜89 mmHg は前兆高血圧、90/60 mmHg 未満は低血圧と定義されます。
数値の意味
収縮期血圧は心臓が血液を動脈へ送り出すときの圧力、拡張期血圧は心臓が拡張している間の圧力を表します。
測定方法
医師や看護師は血圧計(スフィグモマノメータ)を使って簡単かつ痛みなく測定します。腕にカフを装着し、カフを膨らませて腕の動脈を一時的に閉じます。その後、空気をゆっくり抜きながら聴診器で血流音を聞き、最初に音が聞こえる圧力が収縮期血圧、音が消える圧力が拡張期血圧となります。
測定単位
血圧は水銀ミリメートル(mmHg)で表します。例:120 mmHg/80 mmHg は一般的に「120/80 mmHg」と記載されます。
高血圧(Hypertension)
高血圧は「サイレントキラー」と呼ばれ、無症状のまま進行しやすい疾患です。放置すると心臓病、心筋梗塞、脳卒中などの重大な合併症を招きます。薬物療法に加え、塩分を控えたバランスの良い食事や適度な運動が血圧コントロールに有効です。
低血圧(Hypotension)
低血圧は高血圧ほど一般的ではありませんが、めまいや失神を引き起こすことがあります。軽度の場合は特別な治療は不要ですが、症状があるときは十分な水分摂取や塩分を含む食事で血圧上昇を図ります。重症例では医師が血圧上昇薬を処方することもあります。
