テストステロンサプリは安全ですか?

テストステロンの役割

テストステロンは精巣で産生される性ホルモンで、男性の性器の発達、二次性徴、精子の生成を促します。男性のテストステロン濃度は30歳頃でピークに達し、その後は年率約1%のペースで徐々に低下します。

低テストステロンの症状

テストステロンが不足すると、症状は緩やかに現れ、見分けにくいことがあります。主な症状はイライラ感、抑うつ、性欲低下、勃起障害、倦怠感などです。

テストステロン補充療法の効果

治療を受けた男性は、エネルギーレベルや性欲、全体的な気分の向上を実感することが多いです。テストステロンはインスリン感受性や肥満のコントロールにも関与しており、長期的な減少は健康リスクとなります。

テストステロン補充のリスク

補充療法には、投与部位のかゆみ・刺激感・発疹といった軽度の副作用があります。また、前立腺がん、睡眠時無呼吸症候群、うっ血性心不全、前立腺肥大(排尿障害)、赤血球増加症(高血球数)などの既往症がある場合は症状が悪化する可能性があります。

短期使用と長期使用の比較

現在進行中の臨床試験では、テストステロン補充の長期的影響について数年単位での検証が必要です。UCLAの研究では、医師の管理下で6か月間使用した場合、前立腺組織に影響は見られませんでした。研究責任者のレオナルド・マークス泌尿器科医は「プラセボ群の方がテストステロン群よりがんの発生が多く、すべて小さながんでしたが、臨床的に重要なケースもありました。テストステロン療法が発がん性を示す証拠はありません」と述べています。最終的な治療判断は、医師と十分に相談した上で行うべきです。

ホルモン異常 - 関連記事