副腎が高血圧に与える影響

血圧は体内の恒常性(ホメオスタシス)を保つ重要な指標です。副腎はストレスに応じて複数のホルモンを分泌し、血圧を上昇させます。これらのホルモン分泌が異常になると、高血圧が引き起こされることがあります。

副腎とは

腎臓の上部に左右それぞれ1つずつ、合計2つある副腎は、線維性のカプセルと脂肪組織に包まれた内分泌器官です。副腎はホルモンを産生し、血圧や体液バランスの調整に関与します。

エピネフリン(アドレナリン)

エピネフリンは副腎皮質髄質から分泌されるホルモンで、主に心臓と肺に多く存在するβ受容体に作用します。その結果、心拍数と心拍出量が増加し、肺の気流も拡大します。

ノルエピネフリン(ノルアドレナリン)

ノルエピネフリンも副腎髄質から放出され、血管平滑筋を収縮させて血圧を上昇させます。エピネフリンと同様に、短期的なストレスに対する急性反応として分泌されます。

アルドステロン

アルドステロンは副腎皮質から分泌されるホルモンで、腎臓のナトリウム再吸収を促進します。ナトリウムが保持されると水分も保持され、血液量が増加し結果として血圧が上昇します。

ホルモンバランスの乱れと高血圧

上記の3つのホルモンは、低血圧を補正するために血圧を上げる働きを持ちます。しかし、副腎からの過剰分泌や不適切な分泌が続くと、慢性的に血圧が高くなり、臨床的な高血圧(ハイパーテンション)を引き起こす原因となります。

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