子宮内膜肥厚と閉経の症状
生殖年齢の間、子宮の内膜は受精に備えて毎月厚くなりますが、受精が起きないと内膜は剥がれ落ちます。このサイクルは閉経まで続きますが、閉経後もエストロゲンの影響で内膜が厚くなることがあります。
子宮内膜肥厚
子宮内膜肥厚は、内膜組織が過剰に増殖する良性の状態です。放置すると子宮がんに進行する可能性があるため、注意が必要です。リスクが高いのは閉経期の女性や、月経不順、糖尿病、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)を抱える人、またはエストロゲン単独でホルモン補充療法(HRT)を受けている人です。
閉経
閉経は、エストロゲンとプロゲステロンの分泌が減少し、月経が止まる状態です。エストロゲンが減ると、子宮内膜は薄くなり、膣粘膜も乾燥します。
閉経症状
主な症状には、ほてり、夜間の発汗、不眠、疲労、膣の乾燥、うつ、性欲低下、薄毛、腹部脂肪増加、妊娠力低下、胸のハリ減少などがあります。
関係性
閉経期にホルモン補充療法でエストロゲンだけを投与すると、子宮内膜が厚くなる「子宮内膜肥厚」を引き起こすことがあります。エストロゲン量は症状緩和に最低限に抑えられるため、内膜は厚くなるものの自然に剥がれません。その結果、少量の出血が散発的に起こり、治療が必要になります。
治療法
まずはエストロゲン単独の投与を中止し、エストロゲン濃度を下げます。内膜が薄くならない場合は、プロゲステロンを併用して内膜を縮小させます。重度の肥厚やがんリスクがある場合は、子宮全摘出術(子宮摘出)が検討されます。
