女性に対するジヒドロテストステロン(DHT)の影響は?

ジヒドロテストステロン(DHT)は男性の精巣や前立腺に多く存在しますが、女性の毛包や副腎にも少量が存在します。テストステロンの代謝産物であるため男性に多いものの、女性に対する影響も決して無視できません。本稿では、女性に見られる代表的なDHTの影響をまとめました。

脱毛(Alopecia)

DHTは頭皮の毛包に結合し、毛包を萎縮させます。その結果、男女ともにパターン脱毛が進行します。女性では約50%が閉経後にDHTによる脱毛を経験するとされています。

第二次性徴の変化

DHT濃度が高まると、女性でも男性的な特徴が現れることがあります。具体例としては、声が低くなる、顔に毛が生える(ヒゲやもみあげ)といった変化が挙げられます。

骨ミネラリゼーション(骨密度)

テストステロンとその代謝物であるDHTは骨のミネラル沈着を促進します。そのため、カルシウム不足や他の骨疾患を抱える女性では、DHTが骨密度の低下(骨粗鬆症)に影響を与える可能性があります。

気分・性格への影響

DHTを含む成長ホルモンやサプリメントを摂取した女性は、攻撃性の増加や気分の不安定さが報告されています。ホルモンバランスの変化が神経伝達に影響を与えると考えられます。

皮膚への影響

DHTは毛包だけでなく皮脂腺にも作用します。その結果、にきび、皮脂嚢胞、その他の皮膚トラブルが起こりやすくなります。

ホルモン異常 - 関連記事