ノルエピネフリン症候群とは

ノルエピネフリン症候群は、体内のノルエピネフリン濃度が異常に低下することで生じる症状群です。ノルエピネフリンはホルモン兼神経伝達物質として、ストレス反応や精神機能、気分に深く関与しています。

ノルエピネフリンとは

ノルエピネフリンは、脳の副腎髄質と全身のノルアドレナリン作動性ニューロンで産生されます。副腎から分泌されるものは主にストレスホルモンとして働き、ニューロンから放出されるものは神経伝達物質として注意力や記憶、気分を調整します。

ノルエピネフリン症候群の特徴

主な症状は以下の通りです。

  • 注意力・覚醒度の低下
  • 短期記憶力の低下
  • 性欲・性機能の減退
  • 原因不明の抑うつ感

原因

正確な原因は不明ですが、以下の要因が関与すると考えられています。

  • 慢性的なストレス、恐怖、不安感がノルエピネフリンの分泌低下を招く可能性
  • 副腎腫瘍など、ノルエピネフリン産生部位に直接影響を与える疾患

医療的治療法

ノルエピネフリン濃度を上げる薬剤として、以下が使用されます。

  • SNRIs(セロトニン・ノルエピネフリン再取り込み阻害薬)― エフェクサー(ベンラファキシン)やプリスティック(デュロキセチン)など。神経細胞がノルエピネフリンを再吸収するのを阻害し、作用時間を延長します。
  • アンフェタミン系薬剤― アデラール(アンフェタミン/デキストロアンフェタミン)などは、脳内のノルエピネフリン放出を促進します。

自然療法・生活習慣の改善

食事や生活習慣でもノルエピネフリンを増やすことが期待できます。

  • 鶏肉、乳製品、魚、豆類、バナナ、リンゴ、スイカなどのタンパク質・ビタミン豊富な食品
  • 定期的な有酸素運動
  • 十分な睡眠

ホルモン異常 - 関連記事