フリーテストステロンとは何か?

フリーテストステロンは、血液中に存在するテストステロンのうち、他の分子と結合していない形のことを指します。米国臨床化学会(AACC)によると、男性の血中テストステロンの約1〜4%がフリーテストステロンです。

測定方法

フリーテストステロンは主に血液検査で測定されます。血中でアルブミンと緩く結合したテストステロンと合わせて測定することで、バイオアベイラブルテストステロン(BAT)と呼ばれる指標が得られます。

機能と臨床的意義

フリーテストステロンは、体内のホルモンバランスを評価する重要な指標です。医師はこの数値をもとに、性ホルモン結合グロブリン(SHBG)の濃度や、ホルモンの働きが正常かどうかを判断します。女性でもホルモンバランスの評価のために測定が行われることがあります。

健康への影響

フリーテストステロンの測定は、実際にはSHBGレベルの間接的な評価となります。SHBGが低いとステロイド使用や甲状腺機能低下症、肥満と関連し、高いと甲状腺機能亢進症、肝硬変、エストロゲン使用と関連すると報告されています。

関連症状の考察

低フリーテストステロンは、エネルギー不足、性欲低下、気分障害などと関連付けられることがありますが、これらは特異的な症状とは限りません。加齢とともにテストステロン全体が減少することで、上記の症状が現れる可能性があります。

治療の可能性

テストステロン値の異常が確認された場合、医師はテストステロン補充療法を検討することがあります。特に高齢男性では、認知機能や記憶力の改善、エネルギー増加を目的として注射が行われることがあります。

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