勃起不全(ED)とテストステロン
低テストステロンの診断
血液検査でテストステロン濃度を測定し、勃起不全の原因かどうかを判断します。正常値は約70〜100%、低テストステロンは50%未満とされます。
低テストステロンは糖尿病や喫煙・過度の飲酒といった生活習慣とも関連し、これらが勃起不全を引き起こすこともあります。生活習慣の改善はテストステロンの上昇とED改善に役立ちます。
テストステロン補充療法
低テストステロンはEDの一般的な原因ではありませんが、ホルモン値が低い場合は治療が有効です。テストステロン低下は勃起不全だけでなく、気分低下や全体的なウェルビーイングにも影響します。
投与方法は注射、皮膚貼付パッチ、ジェルの3種類があります。パッチは皮膚刺激を起こすことがあり、注射は血中濃度がピークに達しやすく、管理が難しい場合があります。
前立腺がんの既往がある男性は使用すべきではありません。ホルモン補充が新たにがんを発症させるわけではありませんが、既存のがんの増殖を促す可能性があります。
副作用
治療開始前に以下の副作用を理解しておく必要があります。睡眠時無呼吸、にきび、乳房肥大、排尿障害、睾丸縮小などが報告されています。頻度は低いものの、医師による定期的なモニタリングが重要です。
期待できる効果
テストステロン補充により、勃起機能の改善だけでなく、気分の向上、筋肉量増加、エネルギー増強、性欲向上といった全体的なメリットが得られます。
しかし、EDの原因は多岐にわたりますので、まずは正確な診断を行い、適切な治療計画を立てることが重要です。
