ノルエピネフリンの役割と働きとは

ノルエピネフリンは脳で生成される化学物質で、神経伝達物質としてシナプスで放出されると同時に、副腎髄質から分泌されるホルモンでもあります。人類の生存に不可欠な役割を果たす一方で、過剰なストレス反応により心理的・生理的な問題を引き起こすことがあります。

神経伝達物質としての役割

カナダ・マギル大学が提供する「The Brain From Top To Bottom」によれば、ノルエピネフリンは覚醒、感情、睡眠・夢、学習に関与しています。これにより注意力や記憶力が調整されます。

ホルモンとしての働き

ストレス時にエピネフリンと共に分泌され、心拍数や心臓・脳・筋肉への血流を増加させ、闘争・逃走(fight‑or‑flight)反応を促進します。

意義と影響

闘争・逃走反応は人類の生存に貢献しましたが、同時に脂肪をエネルギー源として保存するため、体重減少を妨げ肥満の原因になることがあります(Shari Lieberman, PhD)。

分泌異常がもたらす症状

分泌が乱れると、恐怖症、敵意、注意欠陥・多動性障害(ADHD)、パニック発作、双極性障害などの精神疾患のリスクが高まります(Mental Health Matters)。

緊急医療での使用例

メリーランド大学医療センターによると、ノルエピネフリンは外傷、敗血症性ショック、心疾患による重度の低血圧(低血圧症)の治療薬として使用されます。

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