甲状腺機能低下症(甲状腺低下)の主な症状と対策

だるさやエネルギー不足、髪の毛の薄化、体重が10ポンド(約4.5kg)ほど増加したと感じたら、甲状腺の状態をチェックする時期かもしれません。これらは甲状腺機能低下症(hypothyroidism)と呼ばれる、甲状腺ホルモンの分泌が不足する状態で起こります。

概要

  • 甲状腺機能低下症は、甲状腺の機能が中程度に低下または喪失することで起こります。甲状腺が腫れ、細胞の多くが損傷・死滅し、十分なホルモンを産生できなくなることが主な原因です。

甲状腺の役割

  • 甲状腺は体全体の代謝を調整する重要な内分泌腺です。ホルモンが不足すると代謝が低下し、徐々に体重が増えやすくなります。また、疲労感や性欲低下も典型的な症状です。

発症と経過

  • 甲状腺機能低下は徐々に進行します。高齢者や妊娠中の方は症状が顕著になりやすく、妊娠や更年期などホルモン変動がある時期には症状が悪化することがあります。

リスク要因

  • 甲状腺機能低下自体は生命を脅かすものではありませんが、放置すると体が不足分を補おうとして甲状腺が過剰にホルモンを産生し、結果として腫大(甲状腺腫)や腫瘍(ゴイター)を引き起こす可能性があります。

誤解と注意点

  • 疲労感や記憶力低下がうつ病や認知症と勘違いされることがあります。家族に甲状腺疾患(機能低下症・機能亢進症)がある場合は、血液検査で甲状腺ホルモンのチェックを医師に依頼しましょう。

甲状腺機能低下が疑われる場合は、血清TSHとフリーT4の測定が基本です。適切な薬物療法(レボチロキシンなど)でホルモンレベルを正常化すれば、症状は改善します。

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