エピネフリン(アドレナリン)の主な用途は何ですか?

エピネフリン(アドレナリン)は、ホルモン兼医薬品で、副腎から自然に分泌され、闘争・逃走反応に関与します。心拍数の増加、気道拡張、血管収縮、エネルギー代謝の促進など、さまざまな生理作用を持ちます。

エピネフリンの基本的な用途

1. 救急医療

  • 心停止:心筋を強力に刺激し、心拍数と収縮力を高めて循環を回復させます。
  • アナフィラキシー:重度のアレルギー反応で血圧低下や気道閉塞が起こる際の第一選択薬です。気道を拡げ、血圧を正常に戻します。
  • 気管支痙攣:喘息や他の呼吸器疾患で起こる重度の痙攣を緩和し、呼吸を楽にします。

2. 局所麻酔の補助

リドカインなどの局所麻酔薬と併用し、血管収縮を起こすことで出血を抑え、麻酔効果を持続させます。歯科治療や外科手術で広く利用されています。

3. 喘息急性発作の緩和

吸入用エピネフリンは、気道平滑筋を弛緩させて急性喘息発作を迅速に改善します。

4. 眼科用点眼剤

低濃度のエピネフリンは、一部の緑内障治療に用いられ、眼内の房水産生を抑制し、眼圧を下げます。

5. 整形外科手術

関節置換術などの整形外科手術で、局所的な血管収縮を利用して出血をコントロールします。

エピネフリンは医師の指導のもとで使用すべき薬剤です。過剰投与や誤用は、心拍数過剰上昇や血圧異常など、重大な副作用を引き起こす可能性があります。

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