クッシング病(馬)のサプリメントガイド

クッシング病(正式名称:下垂体中間葉機能障害、PPID)は、主に高齢馬に発症し、特にポニーで多く見られます。下垂体腺腫が原因で代謝が乱れ、免疫力低下や筋肉減少などの症状が現れます。完治は不可能ですが、適切な薬剤とサプリメントで症状を管理できます。

抗酸化剤

免疫機能が低下した馬には、ビタミンE・C、スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)、ジメチルグリシン(DMG)などの抗酸化剤が有効です。ビタミンCはフリーラジカルの生成を抑え、コラーゲン合成を助けます。1日あたり3〜8g程度が目安です。

アミノ酸

骨や筋肉、軟部組織の構成要素であるアミノ酸は、組織修復にも重要です。クッシング病の馬は筋肉量が減少しやすいため、リジン、メチオニン、スレオニンなどを追加すると筋肉の成長と修復が促進されます。

プロバイオティクス

酵母やプレバイオティクス、プロバイオティクスなどの直接投与微生物(DFM)を与えることで、消化機能をサポートします。特に大腸の働きが低下している場合に効果的です。

脂肪サプリメント

糖質やデンプン以外からのエネルギー供給が必要です。オメガ‑3系脂肪酸は高炭水化物の穀物に代わる安全なカロリー源です。フラックスオイルやヘンプオイルは味も良く、抗炎症作用があります(ケンタッキー州の馬栄養士、エイミー・ジル博士による)。

ミネラル

ミネラルは自由採取型で提供し、塩は別に与えると効果的です。多くのミネラルブロックは塩分が94%を占め、塩が好きでない馬は摂取しません。クッシング病の馬に特に有用なミネラルは、細胞の柔軟性とインスリン感受性を高めるマグネシウム、グルコースの細胞取り込みを助けるバナジウム、筋肉細胞のグルコース利用を促進するクロムです。

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