バイオメディカルホルモン療法とは
更年期
更年期は月経が終わり、妊娠可能性もなくなる時期です。病気ではありませんが、エストロゲンとプロゲステロンの分泌が減少することで、うつや気分の変動、ホットフラッシュ、手足の冷えなどの身体的・精神的症状が現れます。卵巣がホルモンの産生を止め、エストロゲン濃度が徐々に低下し、月経が不規則になり、最終的に1年以上月経が無い状態になると更年期と診断されます。
ホルモン補充療法(HRT)
バイオメディカルホルモン療法は、ホルモン補充療法(HRT)の一環として処方される薬剤で、更年期に失われたエストロゲンやプロゲステロンを補います。これにより、ホルモン不足による症状の緩和が期待されます。オハイオ州立大学医学センターの報告によれば、HRTは一部の女性において閉経後の骨粗鬆症予防に有効とされています。
使用される薬剤
バイオメディカルホルモン療法で用いられる薬は、エストロゲンと合成プロゲステロン(プロゲスチン)の組み合わせが一般的です。副作用として乳房の圧痛が報告されています。ハーバード医科大学によると、エストロゲンは妊娠した雌馬の尿から抽出された成分が元になっています。
リスク
2002年に実施された女性の健康イニシアティブ(WHI)研究では、ホルモン補充療法に血栓、乳がん、心疾患、脳卒中などの重大なリスクがあることが明らかになりました。その結果、HRTやバイオメディカルホルモン療法の使用は減少しています。
バイオアイデンティカルホルモン療法
バイオアイデンティカルホルモン療法は、従来のホルモン補充療法の代替として開発され、分子構造が体内で失われたホルモンと同一のホルモンを使用します。主にヤマイモや大豆から抽出・合成されたエストロゲン・プロゲステロンが用いられます。
