PSA値上昇時の治療オプションとは?
前立腺特異抗原(PSA)値が上昇した場合、選択肢は複数あります。最適な治療は患者さんの状態によって異なるため、必ず医師と相談してください。
経過観察(アクティブサーベイランス)
PSAが僅かに上昇し、がんが前立腺内にとどまっていると判断された場合は、定期的な血液検査や生検で経過を観察する方法が選ばれます。
薬物療法
ホルモン療法(例:レュプロン(ルプロリド)やゾラデックス(ゴセレリン))はテストステロンを抑制し、がんの増殖を遅らせます。また、フィナステリド(プロスカー)やデュタステリド(アボダート)といった5α還元酵素阻害薬もPSA低下に有効です。
外科手術
がんが進行している、あるいは薬物療法に反応しない場合は、前立腺全摘術(根治的前立腺切除術)が一般的です。レーザー手術、ロボット支援手術、凍結療法(クライオサージ)などの選択肢もあります。
放射線療法
高エネルギーX線や他の放射線でがん細胞を破壊します。単独で行うことも、他の治療と組み合わせて行うことも可能です。
陽子線治療
X線ではなく陽子を用いる放射線治療で、正常組織への影響が比較的少ないとされています。
組織内照射療法(ブラキセラピー)
放射性シードを前立腺内部に埋め込み、局所的にがん細胞を死滅させます。
免疫療法
体の免疫システムを活性化してがんと闘う治療です。転移性や進行がんに対して使用されます。
いずれの治療法も、メリット・デメリットや副作用が異なります。必ず医師と相談し、最適な方針を決めてください。
