HPV感染の概要と伝播経路
定義
ヒトパピローマウイルス(HPV)は、約100種類の株が存在し、いずれも似た特性と症状を示します。主に性器部位の皮膚に潜伏しますが、口腔など体の他部位にも見られることがあります。
罹患率
米国疾病予防管理センター(CDC)によると、生涯で性行為を行う成人の約半数がHPVに感染すると推定されています。常時、約2000万人が感染状態にあり、多くは自覚症状がありません。
感染経路
HPVは感染者の皮膚に存在し、感染部位との直接的な皮膚接触、特に性行為時に広がります。
性的以外の感染例
米国がん協会の報告では、性行為の経験がない人でもまれにHPV感染が確認されていますが、感染経路は未解明です。
血液・体液による感染はなし
HPVは血液や体液を介しては感染しません。ウイルスは皮膚に留まるためです。
呼吸器乳頭腫症
極めて稀なケースですが、母子感染により新生児が出生時に感染した母親の膣に触れることで、喉に乳頭腫ができる呼吸器乳頭腫症を発症することがあります。
