血液中のRDW‑CVが高いとはどういう意味か?
RDW‑CV(赤血球分布幅係数変動)は、赤血球の大きさのばらつきを示す指標です。数値が高いと、赤血球のサイズが大きく揺らいでいることを意味し、さまざまな疾患や状態のサインとなります。
主な原因
- 鉄欠乏性貧血:鉄が不足するとヘモグロビン合成が低下し、小さな赤血球が増えてRDW‑CVが上昇します。
- ビタミンB12・葉酸欠乏:これらの栄養素が不足すると、赤血球が大きくなる(巨赤血球)ため、サイズのばらつきが大きくなります。
- サラセミア:遺伝性のヘモグロビン合成障害により、通常より小さい赤血球が増え、RDW‑CVが上がります。
- 鎌状赤血球症:赤血球の形状が異常になることで、サイズの変動が顕著になります。
- 肝疾患:肝臓は赤血球生成に必要なタンパク質を産生するため、肝機能低下でRDW‑CVが上昇します。
- 腎疾患:腎臓が産生するエリスロポエチンが不足すると、赤血球の生成が乱れサイズが不均一になります。
- 甲状腺機能低下症:甲状腺ホルモンが不足すると赤血球の成熟が遅れ、サイズのばらつきが増します。
- 特定の薬剤:化学療法薬など一部の薬は骨髄抑制を起こし、RDW‑CVを上げることがあります。
- がん:まれにがん患者でRDW‑CVが高くなることがあります。
RDW‑CVが高いと診断された場合、医師は原因を特定するために追加の血液検査や画像検査を行います。治療は、根本的な原因(例:鉄・ビタミン補充、基礎疾患の管理、薬剤の調整など)に応じて決定されます。
