バロスミア(ブチュ)とは?特徴と利用法
バロスミア(ブチュ)とは
バロスミアは、ムカシ科に属する約19種の常緑低木の属です。南アフリカ西ケープ州に自生し、香り高い葉が薬草、香料、料理の原料として利用されています。
バロスミアの特徴
外観
低木または小型の樹木で、葉は対生・厚紙質、油胞が点在し独特の芳香を放ちます。
花
小さな白色または淡ピンクの花を枝先に総状に咲かせます。
生息環境
栄養が乏しく酸性の土壌と地中海性気候が特徴の南アフリカのフィンボス植生帯に生育します。
伝統医学での利用
先住民は何世紀にもわたり、葉を尿路感染症、消化不良、リウマチなどの治療に用いてきました。
精油
葉と枝にはメンソール、リモネン、カンフルなどを含む精油が含まれ、アロマテラピーや香水、化粧品の香料として抽出されます。
料理への利用
南アフリカ料理ではハーブとして利用され、ややミントのような爽やかさとスパイシーさを料理に加えます。
代表的なバロスミア種
Barosma betulina(ブチュ)
最も広く利用される種で、楕円形の小葉と白い花が特徴です。
Barosma crenulata(マウンテンブチュ)
葉は丸みがあり縁が波打ち、芳香性が高いです。
Barosma lanceolata(ランスリーフブチュ)
細長い葉とピンクの花を持ち、メンソール含有量が特に高いです。
保全状況
過剰採取や生息地の破壊により、一部種は絶滅危惧種とされています。持続可能な利用と保護活動が進められています。
